みんなが考えている「練習」は、「練習」ではない?
人生を豊かにするコツを発信している「ハイブリッド・ワーカー」の井上 裕基(イノウエ ユウキ)です。
1.演奏家の役割とは
Facebookで繋がっているプロの音楽家の方がいらっしゃいます。
その方は、演奏家としての内面を投稿されており、演奏者として「気づき」を
頂いています。そんな投稿の中に、「演奏が相手に届いていない。奏法の問題ではない。人に与える何かが
欠落していた。音の説得力が欠けていた」という内容がありました。
演奏家というのは、お客様に演奏を届けるというのが仕事になります。
クラッシック音楽を例に出すと、同じベートーベンの第九を演奏するのでも指揮者によって
解釈が異なります。その解釈をお客様に提供することで、お客様に喜んでいただけます。
演奏家の「ゴール」は、「お客様に演奏を届け、新しい気づきを与える。喜んでもらう」
という所にあります。
2.アマチュア奏者の練習とは
アマチュア奏者の中には、「自分がどう演奏しようか?」と自分軸で演奏するケースも多いです。
ジャズのアドリブなどは、勉強の過程で「自分が覚えたフレーズ」を試しに演奏してみることがあり、
自分がどう発信するかに注力して演奏します。
また、バンド練習のことを考えてみると
アマチュアのバンドでは、練習→本番を年間を通して行っています。
ライブ、コンサートという本番に向け、毎週もしくは隔週集まって練習します。
しかし、仕事をしながら取り組んでいるため、皆で合奏する際に自分の練習を
している人も少なくありません。
また、本番も、自分が練習してきたことを出し切れるかにフォーカスしています。
よって、以下のようになっています
1)練習(合奏)→個人練習兼全体練習
2)本番→自分が練習したことを出し切れるか?間違わないか?周りに迷惑をかけないか?
あくまで、自分軸での活動です。
3.本来の練習とは
熱心に練習しているバンドでは、違うプロセスを踏みます。
大分市で所属していたバンドがこちらのやり方をしていました。
1)練習→個人練習。合奏に臨むために、自分の担当パートをさらっておく
2)練習→合奏、全体練習。バンドとしてのまとまりやダイナミクス(音量)調節等
音楽表現をどうするか?お客様に「音楽」を届けるために何度も確認する
3)本番→お客様に「音楽」を届けるために、練習したことを出し切る
お客様に価値を届ける行動
4.まとめ
お客様に「音楽」を届けるという「ゴール」に向かうためには、全体練習の目的を
「ゴール」に向けた内容にする必要があります。
これは、仕事や他の行動でも同じです。バンド全員で「ゴール」を共有し、
そこに向けた練習をすることで、お客様に喜んで頂ける演奏をすることができます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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