本当の練習とは(先日の続き)

本当の練習とは(先日の続き)

時間を効率化し、人生を豊かにするコツを発信しているハイブリッドワーカー 
井上 裕基(いのうえ ゆうき)です。

 

先日の「練習」に関するblog、大変な反響を頂きました。
仕事にも通じる部分もあり、参考にして頂けました。

個人で練習が終わっていないと全体で練習しても、人に何かを伝える音楽は作り

にくいと思います。

では、いくつか質問を頂きましたので、回答させて頂きます。

問1 自分で曲を練習する時、どのように練習されているのですか?

答  ジャズのビッグバンドに参加しておりますので、そのジャンルについて

   回答します

   1.まず譜面をもらったら、音源を聞きます。(お手本を真似る)

    昔は、お手本の演奏が収録されている音源が手に入らないことがありました。

    ラジオ関西のジャズ番組にリクエストしてかけてもらった音源を録音して使っていたことも

        ありました。今は、You Tubeでだいたいの音源が揃います

    2.譜面を見ながら音源を聞いて、進行と調号を確認します。繰り返し箇所やキーが転調している

    箇所を確認します。

   3.ダイナミクス(強弱を確認します)

    大きくするところ、小さくするところ、少しずつ大きく、小さくするところはどこか

    確認していきます

   4.イントネーション
    
    ジャズの場合、八分音符のフレーズがあっても、音を切っている箇所、テヌートしている

    箇所などフレーズをどういったニュアンスで吹いているか確認します

   5.音を伸ばす箇所に確認

    音を伸ばす箇所にも、4拍目の裏までしっかり伸ばす箇所があれば、次にフレーズがあり

    4拍目の頭で切る箇所もあります。前後の音の並びなど見ながら伸ばす長さを考えます

    ここまできてやっと楽器を持って練習します。 

    細かいフレーズ、吹きにくいフレーズなどはゆっくりとテンポを落として練習します。

    最終的に、音源に合わせて吹いてみて自分の練習は完成です。

 

    何かを真似る、学習する時には、

    1.まねをする→2.ちょっと変えてまねをする→3.自分なりの音楽を作る

    というプロセスが必要です

    個人練習では、まず1.まねをするところを仕上げます。

    全体合奏で、2や3をやり、最終的にお客様の前では3をやります。

    このプロセスは、仕事でも趣味の活動でも同じです。

    何かを始める時には、まずお手本を真似るところからのスタートとなります。

問2       仕事で忙しい中、どうやって譜面をさらっているのですか?

答え  以前のblogに「楽器を持たなくても練習できる」という記事を書きました。

    上記1〜5にあるように、楽器を持つ前の練習(譜面をさらう)は、電車内でも

    音源を聞きながらできます。楽器をつけるところだけは、休みの日を利用して取り組んで

    います。

    まだまだ質問を頂いておりますが、今回はここまでとさせて頂きます。

    音楽を演奏することも、仕事をする時も目標に向け行動する点は同じであり、

    応用ができます

 

 

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