楽器を持たなくても音楽の勉強はできる
通勤電車内の時間を効率よく使い、人生を豊かにする「ハイブリッドワーカー」 井上 裕基(イノウエ ユウキ)です。
今まで何度か書いてきましたが、趣味としてジャズトランペットの演奏をしています。
ジャズを始めたのは、大学入学後すぐでした。
大学が家から遠く、片道2時間かけて通っていました。
学生でしたので、部活の練習が週2、3回あり楽器を吹くことができました。
しかし、早朝に家を出てアルバイトをし、夜遅く帰る生活をしていましたので
家では楽器は吹けません。
そこで、楽器を触らずとも音楽の勉強をする方法を考えました。
ジャズというのは、曲のメロディを元に即興演奏する音楽です。
クラシックの方だと、バッハなどの変奏曲がイメージしやすいかもしれません。
曲のメロディを演奏し、その後は曲のコード進行に基づき、即興で音を乗せて行きます。
コード進行など音楽理論を勉強するのが、まず第一ですが、それだと音と音の繋がりが
スムーズに行かなかったりします。
”つまり、メロディとコード進行を元に即興で作曲するようなイメージでしょうか?”
1.ジャズをとにかく聴きまくる
私がまず目をつけたのは、片道2時間を活用して音楽の勉強ができないかということでした。
ジャズの有名アーチストのインタビューなどを専門誌で読んだ際、「耳で聞いてアドリブ(即興演奏)」を
覚えた方が結構いらっしゃいました。
「それだ!」と思い、ジャズの演奏を録音したカセットテープ4〜5本とウォークマンを
持って毎日毎日ジャズの名盤を聴きまくりました。
その総時間:年間250日×4時間×4年=4,000時間にものぼりました。
ちょうど、植草甚一さんというエッセイストの方が、「モダンジャズに目覚めた600時間」という
記事を書かれてました。
モダン・ジャズのたのしみ
やはり、数を聞くことでジャズがわかるようになります。おかげでバックで流れているコード進行に
合う音合わない音がわかるようになり、アドリブをすることができるようになりました。
2.コピー譜を覚え、アドリブのお手本を身に付ける
社会人になってからも、長距離通勤する機会がありました。
小田急線に50分乗りっぱなしでした。
そのころ、トランペットを習っており、課題で「チャーリー・パーカー・オムニブック」と
いうコピー譜を毎回覚えて演奏していました。
この譜面をさらう時間を電車内で捻出しました。
ひたすらCDを聴き、譜面を見ながら指を動かし必死になって覚えました。
そんなことを繰り返すうちに、テキストの70%くらいは電車内で覚えました。
そこで覚えたフレーズは今でもアドリブをする際に使っています。
3.最後に
今回は、電車内の時間を捻出していかに音楽の勉強をしたかについて書かせていただきました。
音楽の勉強は楽器を持たずにできることを知って頂ければと思います。
また、以前のblogにも書いたように「電車内は自分の書斎」と考えるといろんなことができると思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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